絶対音感的生活

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ジャズ入門 カウントベイシー

ジャズ

 前にも言った通り私はビッグバンドサークルに所属しています。大学に入ってからジャズをはじめ、ジャズを聴き始めるようになったときから今でも好きなのがウィリアムカウントベイシーの曲です。カウントベイシーはグレンミラーなどと並んで有名な人であり、ビッグバンド界ではとても有名です(サークルに入るまで知りませんでしたが)。なので今回はカウントベイシーを紹介します。

ビッグバンドの巨匠

 カウントベイシーは1904年にニュージャージー州のレッドバンクで生まれました。彼の父親はメロフォンを、母親はピアノを演奏していました。

f:id:absolute_tomo:20181005084025j:plain←メロフォン                    彼は小さいころに母親からピアノを教わりました。そのおかげで彼はジャズの道に進むことになったのです。その後1924年からプロ活動をはじめ、ハーレムなどの都市で演奏しました。そして彼はカンザスシティで主に活動しているベニーモルテンという楽団にピアニストとして加わりました。ベニーモルテンが1935年に亡くなり、一度はそこにとどまろうとしたものの無理であったので、彼は元モルテンのメンバーなどと共にバロンズ・オブ・リズムという9ピースバンドを結成しました。彼らはカンザスシティにあるreno clubで演奏し、時には地元のラジオに取り上げられることもありました。しばらくして彼らは即興演奏を始めるようになり、その時演奏した曲に"One O'Clock Jump."という名前を付けました。それがこの曲です。


1937 HITS ARCHIVE: One O’Clock Jump - Count Basie (original Basie version)

今聞いてもかっこいいです。この曲は12小節のコードの繰り返しによって構成されているので、コード的にはシンプルですが演奏者の腕が光る作品になっています。

 1936年の終わりに彼らはシカゴに移り、レコーディングセッションを行いました。それをプロデューサーであるジョン・ハモンドが録音し、vocalion recordsがレコードとして世に出しました。その時の曲は4つあり、そのうちの一つがこれです。


Count Basie - Boogie Woogie

これもとてもかっこいいです。

 その後、1940年代から戦後にかけてスウィングは衰えていきました。

戦後

 戦後いったんカウントベイシーオーケストラは解散したものの、1951年に何人かの盟友と共にバンドを再結成しました。1950年代半ばまでにバンドは当時有名だったジャズヴォーカリストのバックバンドとして有名になっていました。1958年にはヨーロッパツアーも行われ、フランスやオランダ、ドイツなどで高く評価されました。1957年にリリースされたアルバム、April in Parisは彼らのヒットアルバムとなりました。


Count Basie - April In Paris

その後1968年には米国空軍バンドのサミーネスティコを迎え、現代的なアレンジも高い評価を受けています。


Count Basie- It's Oh, So Nice

サミーネスティコを迎えた後のベイシーの曲はこんな感じ。違った感じでまたかっこいいです。

 

カウントベイシーがどんな人かわかっていただけたでしょうか。ビッグバンドジャズの入門としてはいいバンドだと思います。是非、ほかの曲も聞いてみてください。